肩を預けたら
【肩を預けたら】
もしも目の前で
僕が消えそうになったら
手を差し伸べてくれる？
もしも指の先で
僕が壊れていったら
君は何をしてくれる？
もうどうにもならないのに
そんなに無邪気に
抗う姿さえ見せてくれないの
肩を預けたら
語りかけよう
僕の愚かな半生を
肩を預けたら
抱いてあげよう
君を掬い上げよう
もしも声の先で
僕がそこにいなかったら
呼び直してくれる？
もしも視線の先で
僕が薄らいでいったら
ただ側にいてくれる？
もう何にもできない君は
そんなに無邪気に
ただ僕に肩を預けているだけ
肩を預けたら
涙に誓おう
僕の愚かな人生に
肩を預けたら
思い切り泣こう
何もかも何もかも
肩を預けたら
語りかけよう
僕の愚かな半生を
肩を預けたら
抱いてあげよう
君を掬い上げよう
僕を忘れないで
【僕を忘れないで】
助けられないもどかしさ
それさえも救ってあげられない
愚かな私
だけど
この気持ちは本当
貴方の力になりたい
ぜひ頼って欲しいな
もし貴方の中の枢軸を
揺るがせる時が来ても
私を忘れないで
私を忘れないで
私を
忘れないで
見るだけで何もできない
ただ無力なだけの私なら
捨て去って
今は
何もかもが重い
嘘偽りない気持ちだよ
ぜひ構って欲しいな
もし無力な僕が無駄で
価値がないとわかっても
絶対に忘れないで
どんなことがあっても
助けてあげる
救ってあげるから
だから
僕を忘れないで
それは僕が無力な証
君が苦しんだままなのは
僕の否定でもある
もし吹かれゆく衝動に
つまずく時が来ても
君が必要だよ
愛しているよ
僕を
忘れないでね
It’s me
【It’s me】
もがき続けている
この光り輝いた上り坂で
まるで一瞬で
全てが崩れ去ってしまうような
そんな不安の上で
でもそれは私
For me, It’s me
醜くても
To me, It’s me
汚くても
私は私
For me, to me,
“It’s me”
どんな残酷さも
私には透き通るように見えない
まるで一瞬で
全てが分かりきってしまうような
そんな恐怖の上で
でもそれは私
For me, It’s me
苦しくても
To me, It’s me
助けられなくても
For me, to me,
“It’s me”
皮肉だね
For me, It’s me
醜くても
To me, It’s me
汚くても
私は私
For me, to me,
“It’s just only me”
All forgiven
【All forgiven】
飛び込んだ水の中で
見つけた白い影
あれは私か
それとも貴方？
私は生きている
生きているけれど
私は生きている
生きているのにね
愛はどこに行ったんだろう？
虚無はどこに行ったんだろう？
記憶はどこに行ったんだろう？
でもいいかもしれない
きっと
これでいいのさ
目が覚めた部屋の中で
鳴り響く走馬灯
あれは貴方か
それとも悪魔？
私は勝っている
勝っているけれど
私は生きている
生きているんだけど
報いはどこに行ったんだろう？
救いはどこに行ったんだろう？
迷いはどこに行ったんだろう
いいんじゃないかな
きっと
これでいいのさ
無理しないでもいい
きっと
そうなんだよね
逃げられない
【逃げられない】
闘っている
あの病んだ世界から逃げるように
どうにもならない気持ちさえ
歪んで見えてしまう
もう逃げない
逃げられない
じゃあ進もう
進むしかないね
生きている
このギリギリの縁をただ地道に
いつものこさえた感情さえ
見ようとしないのさ
もう飛ばない
飛べないのさ
じゃあ歩こう
歩くしかないね
家への道を照らす
それさえも断られるなら
いっそこのまま
走ってしまおうか？
もう逃げない
逃げられない
もう飛ばない
飛べないのさ
じゃあ歩こう
歩くしかないね
淀んだ湖
【淀んだ湖】
道は続く 何処までも
重ねてきた日々が なんども打ち付ける
時は過ぎる 何処までも
閉じて行った心が なんども振り返る
帰ろうよ 帰ろうよ
あの長い道を辿って
歩こうよ 歩こうよ
それとも君と 逃げようか
僕は好き 君のことが
よく分からない日々が なんでか降りかかる
君はどう？ 僕のことは
塞いでいた君が 初めて見せた笑顔
戻ろうよ 戻ろうよ
危なくて美しい過去へ
消えようよ 消えようよ
それとも君と 溶けようか
ロープ
【ロープ】
重ねた足跡が
自分を突き抜ける
吹いて行く時の中で
このまま飛び込んで
戻ろうか
飛び込むか
ただし私が
忘れた後で
気が付いた部屋の中で
優しい心の子守唄
夢の中の闇で
このまま跪いて
眠ろうか
飛び込むか
ただし私が
忘れた後で
死ねずにいる私が
死んだ貴方と一緒にいる
吹いて行く時間の中で
このまま飛び込んで
君と死ぬ
死のうかな
一緒に堕ちた
幸せだね
